長さ : 六八.二センチメートル
反り : 一.四センチメートル
目くぎ穴 : 二個
銘文 : 無銘
祖父が大切にしていたそうです。
今でこそ白鞘に収められ、カーキ色の柄糸が巻かれておりますが、
元々は江戸期の刀。 立派な鍔もあったそうです。
それを祖父が出征することになったため、軍刀に拵え直し、
しかし、戦争に行くこともなく終戦を迎えました。
生前はドラマでよくある場面のようにポンポンとやっていたそうです。
今では手入れをされることもなく、家の片隅でひっそりと眠っています。
いつの日か、この錆びた刀を研ぎに出し、新しい拵えを作るのが私の夢です。
[0回]
PR